NATURE CITY NATURAL MONUMENT
吹通川のヒルギ群落
FUKIDO RIVER MANGROVE FOREST
北部の小さな川に、根がむき出しになる森が残る。
吹通川のヒルギ群落は、干潮と満潮で印象が大きく変わります。岸からの観察、水上体験、足元の注意をひとつずつ紹介します。
01FIRST VISIT GUIDE
干潮には根を、満潮には水路の奥行きを見る。
吹通川は、訪れる時間で見えるものが変わる場所です。
潮が引くとヒルギの根が泥地から大きく現れ、満ちてくると根元まで水が入り込みます。短い川ながら、マングローブが潮と暮らす姿を近い距離で見られます。
岸辺では足元の泥や小さな生きものに目が向き、水上では林の中へ続く水路が主役になります。どちらを見たいかで、訪れる時間や体験の選び方が変わります。
干潟は見た目以上に足を取られます。決められた場所から観察し、水上へ入る場合は潮位を把握した事業者のツアーを利用してください。
AT A GLANCE
吹通川のヒルギ群落を訪れる前に
文化財、潮位、観察方法、水上体験、安全と駐車を確認します。
- 文化財
- 石垣市指定天然記念物
- 主な植物
- ヤエヤマヒルギ・オヒルギ
- 干潮
- 根・カニ・ハゼ
- 満潮
- カヌー・SUP
- 滞在時間
- 30分〜2時間
- 注意
- 潮位・泥・路上停車
1973年指定
支流沿いに群落
泥地へ無理に入らない
ガイド利用を推奨
観察または体験で調整
現地案内を優先
CONTENTS
吹通川のヒルギ群落を知る
ヒルギ群落、潮位、生きもの、水上体験、橋からの見学、保全、アクセスまが分かるように整理しました。
目次を閉じる
CHAPTER 01ABOUT FUKIDO
吹通川のヒルギ群落とは
支流と河口に沿って発達する、石垣島北部のマングローブ林。
入り組んだ水路とヒルギの根が、生きものの多様な環境をつくります。
吹通川では、入り組んだ支流と川岸にヒルギ類が生育し、根と水路が複雑な環境をつくります。石垣市指定天然記念物として、植物群落と周辺環境が大切にされています。
橋や周辺の安全な場所から全体を眺めたあと、体験を利用する場合はガイドの集合場所へ移動します。
- DESIGNATION
- 石垣市指定天然記念物
- DATE
- 1973年1月13日
- ENVIRONMENT
- 支流・干潟・ヒルギ林
CHAPTER 02LOW & HIGH TIDE
干潮と満潮の違い
泥地の森と、水面の森を見比べる。
潮位により根、生きもの、水路の景色が大きく変わります。
LOW TIDE
干潮に現れる根
支柱根や膝のように見える根、カニやハゼの活動を観察します。
HIGH TIDE
満潮に広がる水路
林の根元まで水が入り、カヌーから森の奥行きを感じます。
MOVING TIDE
潮が動く時間
水位と流れが変わりやすいため、個人判断で水路へ入りません。
CHAPTER 03ROOTS & PLANTS
根の形とヒルギの違い
根は、泥と潮の中で木を支えるための形。
ヤエヤマヒルギの支柱根と、オヒルギの膝状の根を見比べます。
ヤエヤマヒルギは幹から斜めに伸びる支柱根が目立ち、オヒルギは地上へ膝のように出る根を見られます。
根の周辺は小さな生きものの生活場所です。踏んだり、船をぶつけたり、腰掛けたりしません。
STILT ROOTS
支柱根
斜めに伸びる根が、軟らかな泥地で幹を支えます。
KNEE ROOTS
膝状の根
地表へ出る根の形を、泥地へ入らず観察します。
FOREST EDGE
林縁の植物
マングローブの外側に続く亜熱帯植物も含めて見ます。
CHAPTER 04TIDAL FLAT WILDLIFE
干潟の生きもの
追いかけず、穴や巣を踏まない。
干潮時にはカニ、ハゼ、貝などが泥地を利用します。
干潮時にはシオマネキ類、ミナミトビハゼなど、泥地を利用する生きものを見られることがあります。近づくと隠れるため、距離を取って静かに待ちます。
泥の上へ踏み込みすぎると、生きものの穴を壊したり、足を取られたりします。観察できる場所から見守ります。
CHAPTER 05PADDLING
カヌー・SUPの楽しみ方
潮位と風を知るガイドと、安全な範囲を進む。
水上からは道路から見えない支流と森の静けさを感じられます。
水上体験ではライフジャケットを着用し、ガイドの進行と船間の距離を守ります。根や枝へ船をぶつけません。
雨や雷、強風、増水の可能性がある日は中止を受け入れます。濡れてもよい服、帽子、飲み物、着替えを準備します。
ライフジャケットを着用する
濡れてよい服と着替えを用意する
帽子・飲み物・日差し対策
ガイドの範囲から外れない
根や枝へ船をぶつけない
CHAPTER 06BRIDGE VIEW
橋と道路から見学するときの注意
立ち止まれる場所と、車を停めてよい場所は同じではない。
橋上や道路脇へ車を停めず、駐車可能な場所から歩きます。
橋から水路とヒルギ林を見渡せますが、交通の妨げになる位置で立ち止まったり、車を停めたりしません。
撮影時も車道へ出ず、歩行者と自転車、後続車へ注意します。駐車場所が分からない場合はツアー事業者や現地案内を確認します。
CHAPTER 07CONSERVATION
天然記念物を守るマナー
背景として消費せず、根と泥地の生活を守る。
見学と体験の両方で、採取、接触、無断立入を避けます。
ヒルギの根や枝へ触れない
カニ、貝、魚、植物を採らない
泥地へ車やバイクを乗り入れない
道路や橋へ停車しない
私有地やツアー用乗降場所を無断利用しない
ごみと飲み物を残さない
CHAPTER 08ACCESS & PARKING
吹通川のヒルギ群落へのアクセス・駐車
北部ドライブの途中でも、路肩へ急停車しない。
吹通川は県道沿いにあります。橋や入口付近で減速する車があるため、後続車へ注意します。
RENTAL CAR
車で吹通川周辺へ
北部ドライブの途中
橋の前後で急停車せず、駐車可能な場所やツアー集合場所へ進みます。玉取崎や野底岳と組み合わせやすい場所です。
- SUITABLE FOR
- 北部を巡る方
- IMPORTANT
- 橋上・路肩停車をしない
TAXI
タクシーで向かう
見学場所と迎車を指定
短い観察でも、降車・乗車場所を安全な位置へ設定します。水上体験では事業者の集合場所を伝えます。
- SUITABLE FOR
- 短い見学・ツアー
- CHECK
- 帰りの迎車
GUIDED TOUR
カヌー・SUPツアーを利用する
潮位に合わせて集合
年齢条件、服装、駐車、送迎、トイレ、着替え、保険を事業者へ確認します。
- SUITABLE FOR
- 森の中を見たい方
- CHECK
- 催行・集合・装備
PARKING & MEETING
見学・ツアー時の駐車
駐車場所は現地案内や事業者の指定を利用します。橋、路肩、私有地へ停めません。
- BRIDGE
- 橋上駐車不可
- ROAD SIDE
- 路肩へ停めない
- TOUR PARKING
- 事業者の指定場所
- TOILET
- 事前確認
- CHANGING
- 着替え場所を確認
- MUD
- 泥を道路へ持ち出さない
撮影目的でも停めない
後続車と安全を妨げない
予約案内を優先
見学地点にない場合あり
濡れた服と荷物を整理
靴と道具を整える
ARRIVAL CHECK
到着前に確認しておきたいこと
-
01
潮位を確認する
根と干潟を見たい日、水上体験をしたい日で時間が異なります。
-
02
駐車・集合場所を保存する
橋名だけでなく、事業者の住所と電話を確認します。
-
03
着替えと泥対策を用意する
濡れた服、泥のついた靴、道具を収納できる袋を用意します。
※駐車、見学地点、潮位、ツアー催行は変化します。現地案内と事業者の指示を優先してください。
CHAPTER 09TRAVEL PLAN
潮位から選ぶ、吹通川の過ごし方
橋から見るか、水面から森へ進むか。
観察だけの日と、体験の日を分けて時間を確保します。
01 · SHORT VIEW
約20〜30 MINUTES 北部ドライブの途中に安全な場所から、根と水路を見る。
駐車場所を確認し、橋と道路の交通を妨げずに観察します。
- 00 min駐車と安全確認
橋や路肩へ停めません。
- 10 min潮位と根を見る
生きものへ近づかず待ちます。
- 25 min次の目的地へ
後続車と歩行者を確認します。
02 · GUIDED PADDLE
約90〜120 MINUTES 森の水路へ進みたい日にガイド付きカヌーで潮の森を体験する。
潮位、風、装備を事業者と確認します。
- 00 min受付・着替え
体調と荷物を整えます。
- 20 min操作・安全説明
合図と行動範囲を聞きます。
- 35 min水路を進む
根へぶつけず静かに観察します。
- 100 min帰着・着替え
泥と水分を整えます。
03 · NORTH HALF DAY
約3〜4 HOURS 北部の自然を巡る日に吹通川、野底、玉取崎をつなぐ。
水上体験を入れる場合は、山や展望台を一つに絞ります。
- 1st吹通川
短い観察またはツアーを選びます。
- 2nd休憩・着替え
体温と水分を整えます。
- 3rd玉取崎または野底岳
天候と装備で一つを選びます。
CHAPTER 10FAQ
吹通川のヒルギ群落のよくある質問
干潮、満潮、カヌー、駐車を確認。
見学方法と文化財保護についてまとめます。
Q01満潮と干潮のどちらがおすすめですか?
ANSWER
根や生きものは干潮、水上体験は満潮寄りが見やすい傾向ですが、ガイドの判断を優先してください。
Q02個人でカヌーを出せますか?
ANSWER
乗降場所、潮位、安全管理の問題があるため、現地事業者のツアー利用をおすすめします。
Q03子どもも参加できますか?
ANSWER
年齢、体格、天候で条件が異なるため事業者へ確認してください。
Q04橋から見学できますか?
ANSWER
交通を妨げない安全な場所に限ります。橋や道路へ車を停めないでください。
Q05天然記念物ですか?
ANSWER
1973年1月13日に石垣市指定天然記念物となっています。
Q06雨の日も行けますか?
ANSWER
増水、雷、風で危険になります。水上体験は事業者の中止判断に従ってください。
CHAPTER 11INFORMATION & MAP
基本情報・Googleマップ
潮位と見学方法で条件が変わる。駐車と催行を最後に確認する。
文化財、植物、潮位、見学、水上体験、アクセスをまとめています。
BASIC INFORMATION
基本情報
- 名称
- 吹通川のヒルギ群落FUKIDO RIVER MANGROVE FOREST
- 所在地
- 沖縄県石垣市野底・吹通川周辺
- 文化財
- 石垣市指定天然記念物
- 指定日
- 1973年1月13日
- 主な植物
- ヤエヤマヒルギ・オヒルギ等
- 主な生きもの
- カニ類・ミナミトビハゼ等
- 主な楽しみ方
- 橋・安全な場所からの観察、ガイド付きカヌー・SUP
- 滞在目安
- 観察20〜30分水上体験は90〜120分程度が一般的
- 見学料金
- 河川景観の観察は入場施設ではないツアー料金は事業者へ確認
- 駐車
- 現地・事業者の指定場所橋・路肩・私有地へ停めない
- 安全装備
- 水上体験はライフジャケット
- 持ち物
- 濡れてよい服・着替え・帽子・飲み物
- 注意点
- 潮位・風・雷・泥・根への接触
- 保全
- 採取・餌やり・根や枝の損傷をしない
※駐車場の場所やツアー条件は事業者によって異なります。予約・現地確認をしてください。
LOCATION
吹通川のヒルギ群落周辺地図
MAP CAPTION
この地図は川の位置を示すもの。駐車・乗降場所は現地案内を優先する。
橋、路肩、私有地へ停めず、事業者の集合場所や利用可能な駐車場所を確認してください。
掲載情報確認日:2026年7月31日