いしがき、なび。

A LOCAL BUS GUIDE

石垣島の路線バスガイド
空港や市街地・人気スポットへのアクセス方法

— レンタカーがなくても安心の島内移動ガイド —

石垣島は車社会の島ですが、路線バスを使った旅には、ゆっくりと景色を楽しめる魅力があります。
空港や市街地、観光スポットを結ぶバス路線を知っておけば、初めての旅行でも迷わず移動ができます。
本記事では、路線バスの基本と主要ルート、旅のコツをひとつひとつ丁寧にまとめました。
レンタカーがなくても安心して巡れる、 “島の公共交通ガイド” としてご活用ください。

INDEX

  1. 1石垣島の路線バスの基本情報|Basic Information
  2. 2主要路線とアクセスの目安|Route Guide
  3. 3路線バスの乗り方と利用時の注意点| How to Ride
  4. 4お得な乗車券と、快適に利用するためのコツ|Tips & Passes
  5. 5石垣島で路線バスを使う旅のまとめ|Summary

A Beginner’s Guide to Using Local Buses in Ishigaki
石垣島の路線バスの基本と使い方

Basic Information

石垣島の路線バスの基本情報

石垣島には鉄道がなく、島内の公共交通は路線バス・タクシーが中心です。
観光ではレンタカーを利用する方が多いものの、主要エリアであれば路線バスだけでも十分に移動が可能です。
市街地を拠点とし、空港・川平湾・玉取崎展望台方面などの人気スポットへ向かう路線が整っているため、初めての旅行でも使いやすいのが特徴です。
石垣島の路線バスは主に以下の2社が運行しています。

東運輸(通称:東バス)

島内のほとんどの路線を運行している最大手。
空港線・川平リゾート線・北部方面など観光に便利な路線を多く担当し、旅行者が最も利用するバス会社です。

カリー観光

市街地周辺を中心に運行する地域密着のバス会社。
運行本数は少なめですが、市街地移動に便利な路線があります。

路線バスは、空港 ⇔ バスターミナル ⇔ 市街地・観光地をつなぐ構造になっており、特に「石垣港離島ターミナル(バスターミナル併設)」を中心に路線が集約されています。
観光の合間に使いやすく、「レンタカーを借りない旅」や「市街地滞在中心の旅」との相性も良い移動手段です。

Route Guide

石垣島の主要路線とアクセスの目安

石垣島の路線バスは、市街地と空港を中心に路線が整備されており、人気の観光スポットへもバスでアクセスすることができます。
ここでは、旅行者が特に利用する 主要路線の特徴と所要時間の目安 をまとめました。

空港線(石垣空港 ⇄ バスターミナル)

石垣島の玄関口である石垣空港と市街地を結ぶもっとも利用される路線です。
離島ターミナルへもアクセスしやすく、離島観光と組み合わせる旅に便利です。

  • 所要時間:30〜40分
  • 運行頻度:30分〜1時間に1本
  • 主な目的地:市街地・離島ターミナル

バスターミナルは離島ターミナルに隣接しているため、西表島・竹富島など離島観光の前後にも使いやすいのが特徴です。

川平リゾート線(市街地 ⇄ 川平湾

世界的に有名な絶景スポット 川平湾 へ向かう人気路線。
市街地からバス1本でアクセスでき、初めての旅行にも利用しやすいルートです。

  • 所要時間:30〜40分
  • 運行頻度:1〜2時間に1本
  • 主な目的地:川平湾・川平公園周辺

※川平エリアは坂道やアップダウンが多いため、バス停からの移動は歩きやすい靴がおすすめ

北部方面(玉取崎展望台/伊原間/平久保崎灯台)

島の自然を満喫したい方におすすめの路線。
北部に行くほど本数は少なくなりますが、のんびりと景色を楽しめるのが魅力です。
帰りの便の時刻だけは事前に確認しておくと安心です。

  • 所要時間:40〜90分(区間によって変動)
  • 運行頻度:1〜2時間に1本
  • 主な目的地:玉取崎展望台・伊原間・平久保崎灯台

特に平久保崎灯台は石垣島屈指の絶景ですが、バスの本数が少ないため 帰りの便の時刻確認は必須です。

名蔵湾・西部方面(名蔵/八島/観音崎など)

市街地から近く、地元の生活エリアにも触れられる路線。
短時間の移動にも使える、使い勝手の良いルートです。

  • 所要時間:15〜30分
  • 運行頻度:30分〜1時間に1本
  • 主な目的地:名蔵湾周辺・八島・観音崎など

近場を巡りたい時や、市街地滞在の軽い移動に便利。

市街地循環線(ローカル利用が中心)

市街地をぐるっと巡る循環系の路線。
観光目的では利用頻度は高くありませんが、市街地移動や離島ターミナル周辺の移動に役立つ場合があります。

  • 所要時間:5〜15分
  • 運行頻度:15〜30分に1本

How to Ride

路線バスの乗り方と利用時の注意点

石垣島の路線バスは、初めてでも難しくありません。
基本の流れと注意点を知っておくと、旅の移動がより快適になります。
ここでは「乗り方の手順」「よくある注意点」 を一つひとつ丁寧にまとめました。

1. バス停での待ち方

石垣島のバス停は時刻表が簡易的なものが多く、屋根がない場所もあります。
特に日差しが強い季節は、出発ギリギリの時間を狙うと快適です。

  • バス停名と行き先を事前に確認
  • 暑さ対策(水分・日陰)の準備
  • 大きな荷物は通路の妨げにならないよう注意

2. 乗車は「後ろ乗り・前降り」

石垣島のバスは、基本的に「後ろから乗車 → 前から降車」のスタイルです。

  • 乗車時:後方ドアから乗り、整理券を取る
  • 途中停留所:乗る場合は手を挙げて意思表示すると安心
  • 降車時:運転席横の料金箱で運賃を支払う

※小型車両の一部では例外もありますが、観光客が使う路線はこの形式が基本です。

3. 支払い方法は「現金のみ」が基本

石垣島のバス停はCカード・クレジット・交通系カードは非対応がほとんど。
旅行者は小銭・千円札の準備が必須です。

  • 運賃は後払い方式
  • 千円札のみ両替可能(高額紙幣は不可)
  • 整理券番号と運賃表を見て支払う

4. 大きな荷物を持っている場合

スーツケースなど大きな荷物は、通路を塞がないよう前方や空いているスペースへ。

荷物の量が多い場合は、空港 ⇄ 市街地はカリー観光の直行便の利用も選択肢になります。

5. 時刻・本数にゆとりを持つ

石垣島のバスは、都市部のように高頻度運行ではありません。
路線や時間帯によっては1〜2時間に1本のこともあります。

  • 観光スポットは「帰りの便」を必ず確認
  • 天候の影響で遅延することもある
  • 北部方面は特に本数が少なめ

6. フリーパスの利用

一部路線では1日乗車券などが販売されています。
市街地・川平湾などを巡る際は、使い方次第でコスパの良い移動手段になります。

7. 観光客がつまずきやすいポイントまとめ

旅のプランに余裕を持つことで、石垣島のバス移動はぐっと快適になります。

  • 降車ボタンの押し忘れ
  • 千円札が足りない
  • 車内が満席で立ち乗りになる
  • 最終便が早い/思ったより少ない

Tips & Passes

お得な乗車券と、快適に利用するためのコツ

石垣島のバス旅をもっとスムーズに、もっと快適に楽しむために。
ここではお得な乗車券旅で役立つちょっとしたコツをまとめました。
うまく活用すれば、移動時間も旅の楽しさの一部になります。

🎫1. 1日乗車券の活用

一部区間では、1日乗り放題券が販売されています。 市街地や川平湾を巡る計画なら、個別に支払うよりお得になるケースが多いです。

  • 市街地エリア中心にバスを利用する旅行者に最適
  • 乗り降りが自由なので、気になる場所に気軽に寄れる
  • 料金は路線や時期によって異なるため、事前チェックがおすすめ

家族旅行・女子旅・のんびり観光に相性◎なパスです。

💡 2. 観光スポットへ行くなら「帰りの便」を必ず確認

石垣島は都市部のように高頻度運行ではありません。
特に川平湾・玉取崎展望台・北部方面などは、帰りの便数が少ないため、事前確認が安心。

  • 行きの便に合わせてスケジュールを立てる
  • 最終便を見逃すとタクシーが必要になることも
  • 雨天時は遅延が出やすい

観光に夢中になっても、帰りのバスだけは忘れずに。

🌤 3. 天候と時間帯に余裕を持つ

石垣島は突然のスコールや強風が起こることがあります。
雨天後は渋滞が起きやすく、バスの遅延につながることも。

  • 目的地まで“+10〜20分” の余裕を
  • 雨の日は滑りやすいので、移動の負担を考慮
  • 日中は日差しが強いため、バス待ちでの日よけ対策も重要

旅のリズムをゆっくりめに組むと、ストレスなく過ごせます。

💴 4. 小銭・千円札は必ず準備する

石垣島のバスは現金のみが基本。
両替も千円札までの対応が多いため、目的地でのお支払いを想定して小銭を用意しておくと安心です。

  • 目的地まで“+10〜20分” の余裕を
  • 雨の日は滑りやすいので、移動の負担を考慮
  • 日中は日差しが強いため、バス待ちでの日よけ対策も重要

旅のリズムをゆっくりめに組むと、ストレスなく過ごせます。

🏖 5. 観光は “バス+徒歩” の組み合わせがおすすめ

バスでスポットまで向かい、そこから歩いてカフェや海岸線に寄り道するのも、石垣島ならではの楽しみ方。

  • バス停近くのビーチや公園は意外と多い
  • 徒歩圏のローカルなお店に出会えることも
  • 市街地宿泊なら、バスなしで動けるエリアも広い

「移動が不便」ではなく、「バスを使うことで見える景色が増える」と考えると旅がぐっと楽しく。

✨ 6. 旅のスタイルに合わせた賢い選択を

移動手段を上手に選ぶことで、石垣島の旅はもっと自由になります。

  • 市街地中心の旅 → バスで十分&リーズナブル
  • 川平湾などの近距離観光 → バス+徒歩で快適
  • 北部方面の絶景巡り → バスの本数に注意&余裕を持つ

Summary

石垣島で路線バスを使う旅のまとめ

石垣島の路線バスは、空港から市街地、川平湾や北部の絶景エリアまで主要な観光スポットをゆったり巡ることができる、便利な移動手段です。
本数は都市部ほど多くありませんが、「基本情報」「主要路線」「乗り方のポイント」を押さえておけば、初めての旅行でも安心して利用できます。
さらに、1日乗車券時刻表の確認など、ちょっとしたコツを組み合わせることで、移動時間そのものが旅の楽しさにつながります。
石垣島は、バスだからこそ見える景色や、歩くからこそ出会える風景もたくさんあります。
目的や旅のスタイルに合わせて、“自分らしい石垣島の巡り方” を見つけてみてください。