泡盛の主な原材料は米です。
黒麹菌の力を利用して蒸した米に黒麹を付着させてデンプンを糖化し、酵母でアルコール発酵させ、もろみを単式蒸留器で蒸留して作ります。
主にロックで楽しみますが、シークワーサーを入れたり、珈琲で割ったりと様々な飲み方が楽しめるお酒です。石垣島では「クール(石垣島産の乳酸菌飲料)」で割ったり、幅広く楽しめます。
料理に合わせて、何が合うのか探すのも面白いです。
泡盛の合う料理は、やはり沖縄料理ですかね。特に泡盛を使って料理したラフテーとの相性は抜群です。
ちなみに3年以上貯蔵したものは古酒(クース)と呼ばれます。
ただ単に、泡盛を寝かすのではなく、「仕次ぎ」という減った量を1年に1度泡盛を注ぎ足す手法で熟成させることもあります。
琉球王朝時代の200年~300年物がありましたが、残念ながら先の沖縄戦で失われ、今は「識名酒造」に貯蔵された150年物の古酒があるのみです。
戦争で、多くの蔵が焼失し古酒だけでなく、泡盛を仕込んで個性を出す「黒麹菌」も無くなってしまいました。
もう、戦前本来の受け継がれた泡盛の味が出せないのかと思っていたところ、東京大学の坂口謹一郎先生が、研究用に戦前に各泡盛メーカーを回って黒麹菌を採取していたことが解かり、戦前に採取されたものでしたが、東京大学の実験室で発見された際、まだ黒麹菌は生きていました。
「瑞泉酒造」は、この黒麹菌を何回も再生培養することを成功させ戦前と同じ泡盛を復活させることに成功「御酒(うさき)」と言う泡盛ができました。
この泡盛は、東京大学内で唯一販売されている酒で売店で購入できます。
変わった方法で、熟成させる方法もあります。沖縄諸島の西に位置する粟国島などには残っているとされる風習をガレッジセールのゴリさんが映画化した『洗骨』でも有名です。
一度、土葬や風葬などを行った後に、お骨を海水や酒などで洗い清め、改めて納骨する風習。「ユタ(沖縄、奄美地方で言う霊媒師)」の指示で奇数年度に一度その儀式が行われました。
その家に嫁いだお嫁さんがお骨を海で洗った後、泡盛で清め新たな「ジーシガーミ(甕)」に納めます。
沖縄の場合、後の儀式である洗骨を考えて泡盛瓶を亡くなった方と一緒に納められ洗骨の際にはこの泡盛を使用し、墓内の一定の温湿度で熟成された泡盛は、洗骨の時には古酒になり参列者で余ったこの古酒で死者の弔いをしたと言われています。
こんな、色々な歴史がある泡盛ですが、こんな歴史を知った上で楽しむと味わいも倍増するかもしれません。
ぜひ、石垣島の泡盛を楽しんでください!
アルコール度数 | 30% |
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タイプ | 一般酒 |
麹の種類 | 米麹 |
アルコール度数 | 30% |
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タイプ | 一般酒 |
麹の種類 | 米麹 |
アルコール度数 | 30% |
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タイプ | 一般酒 |
麹の種類 | 米麹 |
アルコール度数 | 30% |
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タイプ | 一般酒 |
麹の種類 | 米麹 |
アルコール度数 | 30% |
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タイプ | 一般酒 |
麹の種類 | 米麹 |
アルコール度数 | 30% |
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タイプ | 一般酒 |
麹の種類 | 米麹 |
水割りは泡盛のようなアルコール度数の高いお酒が苦手な人におススメの飲み方です。アルコール度数が15~20%くらいになるようにお水の割合を調整すれば、泡盛の風味や香りを損なうことなく飲むことができます。
泡盛のもつ本来のコク深い味わいや風味、甘味ある香りを堪能したい方におススメの飲み方がストレートです。泡盛用のカラカラ(酒器)を使って飲むことで雰囲気も楽しむことができるでしょう。
ひんやりとした飲み口、のど越しや泡盛ならではの芳醇な香りと味わいを楽しみたいならオン・ザ・ロックがおススメです。色彩豊かな琉球グラスで飲むことで雰囲気も同時に楽しむことができるでしょう。
泡盛の醍醐味である香りを最大限に楽しみたい方におススメの飲み方です。寒い日にはお湯割りでポカポカ温まります。
沖縄のコンビニでは泡盛コーヒー割りは定番商品として置いているほど人気の飲み方です。スッキリとした味わいと泡盛の芳醇な香りを楽しむことができます。泡盛が苦手な人でもコーヒー割りならという人もいらっしゃいます。
他にもソーダ割り・シークワーサー割り・さんぴん茶割りなど様々な飲み方があります。これが正解というものはなく、自身が一番美味しいという飲み方で飲むのが一番です。ただし、泡盛はアルコール度数が高いので飲みすぎには注意してくださいね。
泡盛の透明な「琉球泡盛」と刻印された瓶。通称「3合瓶」。
ですが「3合瓶」ですがよく見ると600㎖と書いてあります。3合なのに600㎖とは?
3合なら540㎖が正解ですが…。
泡盛専用ボトルが本格的に造られるようになるのは本土復帰後で、瓶も蓋も全銘柄共通で使われていますが、泡盛が安く見えてしまうなどで、県内流通用として使用されています。
テレビ番組の某県民何とかとかいう番組でも紹介されましたが、ビールピッチャーに満タンに氷を入れて、そこに泡盛(お好きな濃度で)を入れて水を注ぐ、くるくる掻きまわしてハイ出来上がり!
氷をグラスに入れて、そのまま注ぎます。中にはサンピン茶やコーヒー、マンゴージュース、クール(石垣産乳酸菌飲料)等、お好きなドリンクで割って飲みます。
飲みやすいので、すぐに撃沈する方はご注意です!
はっきり言って、飲みやすいです。特に「於茂登」でやると味がまろやかな分、確実にやらかします。
注意しながら、適量で泡盛をお楽しみください。