いしがき、なび。

川平湾
(かびらわん)

八重山ブルーがいちばん美しく見える場所。
エメラルドグリーンが幾重にも重なる、石垣島を象徴する絶景スポット。

深いエメラルドグリーンと、光にきらめく八重山ブルー。
川平湾は、石垣島の美しさをそのまま切り取ったような、息をのむほどの景色が広がる絶景スポットです。

湾内には大小の島々が点在し、潮の満ち引きや陽の向きによって海の色がゆるやかに変化。
訪れる時間帯によって異なる表情を見せてくれるのも魅力。

グラスボートや海辺の散策など、景色を楽しむための過ごし方も充実しており、初めての石垣島旅行でも必ず訪れたい名所の一つです。

About Kabira Bay
川平湾とは

石垣島を象徴する、世界レベルの絶景スポット

川平湾(かびらわん)は、石垣島の北西部に位置する国指定名勝地。
深いエメラルドグリーンと“八重山ブルー”が幾重にも重なる海は、石垣島の美しさをそのまま映し出したような、圧倒的な存在感を放っています。
湾内には大小の島々が点在し、潮の満ち引きや太陽の角度によって海の色が変化するため、訪れるたびに違う表情を見せてくれるのも魅力のひとつ。

グラスボートに乗れる、石垣島で唯一の場所

川平湾は遊泳こそできないものの、透明度の高い海を楽しめるグラスボートが人気。
海底に広がるサンゴや熱帯魚を気軽に眺められ、老若男女問わず楽しめるアクティビティとして定番です。

潮位・天気・時間帯で “景色が変わる湾”

川平湾は光の入り方によって海の色が大きく変化するため、写真を撮る人には特におすすめのスポット。

  • 朝:透明感が際立つ八重山ブルー
  • 昼:光が強く、海のグラデーションが最もクッキリ
  • 夕方:柔らかい光で幻想的な雰囲気に

一日の中でもまったく違う風景が見える、 “何度訪れても飽きない湾” として国内外の旅行者に愛されています。

世界的にも評価される、石垣島の代表的景勝地

川平湾はミシュラン・グリーンガイドで三つ星を獲得したことでも知られ、“わざわざ訪れる価値がある場所” として世界的に高く評価されています。
石垣島に初めて訪れる人はもちろん、リピーターにとっても“旅の一つの節目” のように感じられる、島の象徴的な場所です。

Highlights of Kabira Bay
見どころ

① 八重山ブルーが広がる絶景の海

川平湾の最大の魅力は、光の角度や潮の満ち引きで色を変えるグラデーション豊かな海の美しさ。
深い青からエメラルドグリーンまで、自然がつくり出す鮮やかな色彩は“石垣島で最も美しい海”と言われるほど。
砂浜に近い浅瀬は透明度が高く、遠くの海は深いブルーに染まる――そのコントラストが川平湾ならではの景色をつくり上げています。

② 点在する小島がつくる唯一無二の風景

湾内にはいくつもの小島が浮かび、 海と島のバランスがまるで絵画のような美しさ。
潮位が変わると島の影や海の色の出方が変わるため、同じ場所から見てもまったく違う景色になるのが魅力。
写真愛好家にも人気で、晴天時はもちろん、曇りの日でも柔らかな色合いが楽しめるスポット。

③ 石垣島で唯一、グラスボートが楽しめる湾

川平湾は遊泳禁止ですが、その代わりにグラスボートが石垣島で最も有名なアクティビティ。
透明度の高い海の下には、サンゴやクマノミ、色鮮やかな熱帯魚などが広がり、海に入らなくても石垣島の海の魅力を味わえる。
家族連れや年配の方にも人気で、安心して楽しめるのもポイント。

④ 写真スポットが豊富で“映える湾”

川平湾には撮影に適した場所が多く、海辺に近い遊歩道からは砂浜・小島・海のグラデーションが美しく撮れるほか、少し高台に上がると湾全体を見渡せる絶景が広がります。

  • 朝の澄んだ青
  • 昼の強いコントラスト
  • 夕方の柔らかな光

時間帯ごとに雰囲気がガラッと変わるため、写真を撮りたい人は複数の時間帯で訪れる価値あり。

Best Time to Visit Kabira Bay
おすすめの時間帯

朝 —— まだ誰もいない、澄んだ青に出会う時間

朝の川平湾は、空気がひんやりしていて、海の表面が息をひそめたように静かです。
やわらかな光が砂浜に落ち、透明度の高い浅瀬がすっと広がっていく様子は、まるで“水面に光を溶かした”ような美しさ。
観光客の少ない早朝は、川平湾本来の清らかさを味わえる特別な時間です。

昼前〜午後 —— 海がいちばん強く、鮮やかに輝く

太陽が高くなると、川平湾の色は一気に変わります。
浅瀬のミントグリーン、深みに向かうコバルトブルー、そして湾の奥にある濃い八重山ブルー。
光がまっすぐ降り注ぐこの時間帯は、 “川平湾らしさ” がもっともはっきり感じられる瞬間。
高台からの眺めは、思わず息をのむほど鮮烈で、どこを切り取っても絵になる景色が広がります。

夕方 —— 一日の色が静かに溶け合う、余韻の時間

夕暮れが近づくと、海は穏やかなブルーグレーに。
小島の影が長く伸び、昼間とは違う“やさしい顔”を見せてくれます。
砂浜でゆっくり風にあたりながら、少し落ち着いた海を眺めるひととき。
旅の終わりのような、でもどこか始まりのような——そんな不思議な余韻が残る時間です。

満潮・干潮で変わる、もう一つの川平湾

川平湾は潮位によって表情が大きく変わる湾。

  • 満潮:海の色が深く、写真が映える
  • 干潮:白砂が透け、透明度が際立つ
  • 微干潮:グラスボートの海底が見やすい

潮の動きひとつで海の色が変わり、同じ場所に立っていても違う景色に出会える。
それが川平湾の魅力です。

時間が許すなら、ぜひ“二度訪れてほしい”

川平湾は光の角度や天候で色が劇的に変わる海。
朝と昼、昼と夕方——一日の中で、まるで別の湾を見ているように 思えることすらあります。
旅程に余裕があれば、“朝と昼” または “昼と夕方” の組み合わせで訪れてみてほしい。
同じ海とは思えないほど表情が違い、きっと忘れられない景色になるはずです。

How to Enjoy Kabira Bay
川平湾の楽しみ方

① グラスボートで、海の色と生き物に触れる

川平湾といえば、やっぱりグラスボート。
海に入らなくても、透明度の高い海の下に広がるサンゴや熱帯魚の世界をそのまま覗き込むことができます。
水面の揺れと光が海底にゆらゆら反射して、“海の呼吸” が目の前で見えるような不思議な感覚。
家族連れ、年配の方、初めての石垣島旅にもぴったりのアクティビティです。

② 海辺の散策で、ゆっくりと色の変化を楽しむ

川平湾の魅力は、ただ“見る”だけでは終わりません。
白砂の浜を歩きながら、浅瀬の透明なミントブルーが少しずつ深い青へと変わっていく様子は、何度立ち止まっても飽きない美しさ。
さざ波の音と風の匂いが混ざりあって、“石垣島の時間” に触れている感覚を味わえるひとときです。

③ 高台から湾全体を見渡す — 絶景ビューポイントへ

遊歩道の奥には、 川平湾を上から一望できる高台スポットがあります。
近くで見る海の透明度と、遠くで見る海のグラデーション。
その両方を体感できるのは、川平湾ならでは。
木陰から覗く景色も良く、“旅雑誌の1ページそのまま” のような絵になる瞬間が訪れます。

④ カフェや売店で、海を眺めながらひと休み

湾周辺には、軽食やスイーツを楽しめるスポットも。
海を眺めながら冷たいドリンクを飲むだけで、少し疲れた旅の体がふっと軽くなる。
地元のジェラートや、南国フルーツを使ったドリンクも人気です。
散策と撮影の合間に、“川平湾の風を感じる休憩”をぜひ。

⑤ 写真好きなら“時間帯を変えて2回訪れる”価値あり

川平湾は、時間帯で海の色がまったく変わる湾。

  • 朝:淡く澄んだ青
  • 昼:強い光でコントラスト最高潮
  • 夕方:落ち着いた大人のブルー

写真が好きな人なら、ぜひ異なる時間帯で撮り比べてほしい。
同じ海とは思えないほど、光と影のグラデーションがドラマチックに変わるから。

Access & Parking Information
アクセス・駐車場情報

① 車でのアクセス(もっとも便利)

川平湾へ行くなら、レンタカー・バイクが一番スムーズで確実。

  • 石垣市街地 → 約25〜30分
  • 南ぬ島 石垣空港 → 約35〜40分

市街地からの道はほぼ一本道で、初めての人でも迷いにくいルートです。
海沿いを走る区間は景色もよく、「川平までの道のりも旅の一部」と感じられるドライブコース。

② 駐車場(無料/有料あり・混雑注意)

川平湾周辺には複数の駐車場があり、無料・有料どちらも利用可能。

  • 無料駐車場:展望台付近にあり(台数は少なめ)
  • 有料駐車場:お土産店・飲食店に併設(1時間100〜200円程度)

混雑ピーク

  • 10:00〜14:00(観光ツアーが重なる)
  • 土日祝・連休は特に満車になりやすい

できれば朝 or 夕方が停めやすく、写真も撮りやすいためおすすめです。

③ 路線バスでのアクセス(利用可能だが時間がかかる)

路線バスでも行けるものの、 本数が少なく、移動時間が長め。

  • 系統:川平リゾート線 / 川平線
  • 市街地 → 川平湾入口(約40〜50分)
  • バス停から湾までは徒歩約5分

のんびり移動したい人ならOKですが、 短い滞在時間だと車の方が圧倒的に便利。

④ タクシー(快適で確実)

時間を節約したい場合はタクシーが最も快適。

  • 市街地 → 約25分
  • 料金目安:3,500〜4,000円程度

家族旅行や雨の日、“どうしても混雑を避けたい”ときに最適です。

⑤ 所要時間の目安

  • 海辺の散策:20〜30分
  • 写真撮影+散策:40〜60分
  • グラスボート込み:1.5〜2時間

写真を撮る人は時間が伸びがちなので、最低1時間は見ておくと安心。

名称
川平湾(かびらわん)
住所
沖縄県石垣市川平
駐車場
あり(無料/有料どちらもあり)
アクセス
市街地から車で30分前後
空港から車で35〜40分
おすすめ時間帯
早朝・午前中・夕方(混雑回避+写真が美しい)
周辺スポット
川平公園、川平観音堂、グラスボート乗り場、川平ファーム、カフェ・雑貨店など

Model Course
モデルコース

川平湾をより楽しむための小さな旅プラン
短時間でも満足度が高まるよう、川平湾周辺を効率よく回れる “雑誌風ミニコース” を提案します。

① 2時間サクッと絶景コース(滞在時間が少ない方向け)

  1. 川平湾の展望台へ(10分)
    湾全体を見渡せる定番の撮影スポット。午前中は海の色が最も美しい。
  2. グラスボート乗り場へ(30〜40分)
    透明度抜群の海でサンゴや熱帯魚を鑑賞。子ども連れにも人気。
  3. 川平公園を散策(15分)
    緑のトンネルを抜けながら、小さな祠や東屋でひと休み。
  4. 軽めのおやつ休憩(15分)
    川平ファームのジェラートやカフェでひと口チャージ。

② 3〜4時間ゆったり満喫コース(おすすめ)

  1. 展望台でじっくり撮影(15分)
    朝の光で色が変わるタイミングを狙うと写真映え抜群。
  2. グラスボート体験(40分)
    船によってはルートや見られるサンゴが違うので比較も楽しみ。
  3. 川平観音堂へ参拝(20分)
    静かな境内で旅の安全祈願。木漏れ日が美しいスポット。
  4. 川平ファームで休憩(30分)
    パッションフルーツジュースやジャムの試食も楽しい。
  5. 海を眺めるカフェでランチまたはスイーツ(45分)
    島時間をゆったり感じながら過ごせる絶景席が多い。

③ 午後〜夕方の“静か旅”コース(混雑を避けたい方向け)

  1. 川平観音堂 → 川平公園の順に散策(30分)
    午前より人が少なく、静かな環境で自然を感じられる。
  2. 浜辺でまったり(30分)
    日差しが和らぎ、風が心地よくなる時間。読書や散歩に最適。
  3. 夕方の展望台で締めの一枚(15分)
    柔らかな光に照らされた海は、午前とは違った表情を見せてくれる。

FAQ
よくある質問

川平湾をより楽しむための小さな旅プラン
短時間でも満足度が高まるよう、川平湾周辺を効率よく回れる “雑誌風ミニコース” を提案します。

川平湾では泳げますか?

川平湾は遊泳禁止エリアです。潮の流れが速く危険なため、 事故防止の観点から海水浴はできません。泳ぎたい場合は、 近くの底地ビーチやフサキビーチなどの遊泳可能なビーチをご利用ください。

どの時間帯がいちばんきれいに見えますか?

海の色がもっとも鮮やかに見えるのは午前10時〜14時ごろです。 太陽が高くなるほどターコイズブルーがくっきりと際立ちます。混雑を避けたい場合は、 早朝や夕方もおすすめです。

グラスボートは予約が必要ですか?

通常は予約なしで乗船可能です。ただし、連休や夏休みなどの 繁忙期は待ち時間が発生することもあります。時間に余裕がない場合は、 事前に営業状況を確認しておくと安心です。

駐車場はありますか?

川平公園周辺に有料/一部無料の駐車場があります。 10〜14時は満車になりやすいので、朝か夕方の利用がおすすめです。

川平湾周辺に飲食店はありますか?

あります。川平ファームをはじめ、海を望むカフェや軽食のお店が徒歩圏内に点在しています。 ランチやスイーツ、テイクアウトドリンクなど、ひと休みにちょうど良いスポットが揃っています。

公共交通機関で行けますか?

東運輸バスの川平経由の路線でアクセス可能です(「川平公園前」下車)。 ただし本数が多くないため、時間に制限がある場合はレンタカーやタクシーの利用が便利です。

子ども連れでも楽しめますか?

グラスボートは小さなお子さまでも楽しめる人気のアクティビティです。 日陰のベンチや休憩スポットも多く、ベビーカー利用のファミリーでも過ごしやすいエリアです。

ドローン撮影はできますか?

川平湾周辺はドローン飛行禁止エリアとなっています。 観光客が多く安全確保が難しいため、ドローンでの撮影は控えてください。

ギャラリー

photo by ISHIGAKI NAVI

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