NATURE NATURAL MONUMENT
宮良川のヒルギ林
MIYARA RIVER MANGROVE FOREST
川面の両側から、ヒルギの根が水へ伸びている。
宮良川のヒルギ林は、空港と市街地の間で出会える国の天然記念物です。岸から見る景色と、カヌーで入る景色の違いを紹介します。
01FIRST VISIT GUIDE
橋の上から見た森は、川へ降りるとまったく別の形になる。
宮良川では、潮位が変わるたびに根と水路の見え方が変わります。
河口近くから上流へ、オヒルギやヤエヤマヒルギの林が続きます。道路からも存在は分かりますが、水面に近づくと根の複雑さと林の奥行きがはっきり見えてきます。
カヌーやSUPのツアーでは、潮位に合わせて水路へ入り、鳥や小さな生きものを探しながら進みます。静かな場所ほど声やパドルの音がよく響きます。
天然記念物の林なので、根や枝へ触れたり、生きものを採ったりしないのが基本です。水上体験は流れと潮位の判断が必要になるため、初めてならガイド付きが安心です。
AT A GLANCE
宮良川のヒルギ林を訪れる前に
天然記念物、潮位、植物、水上体験、安全、アクセスを確認します。
- 文化財
- 国の天然記念物
- 範囲
- 河口から上流へ
- 主な植物
- ヤエヤマヒルギ・オヒルギ
- 楽しみ方
- 観察・カヌー・SUP
- 必要装備
- ライフジャケット
- 注意
- 潮位・風・私有地
1972年指定
広いヒルギ林が続く
環境ごとに分布
水上はガイド利用を推奨
日差し・雨にも備える
無断で水辺へ入らない
CONTENTS
宮良川のヒルギ林を知る
天然記念物としての価値、ヒルギの根、潮位、水上体験、生きもの、安全、アクセスまを、現地で迷わない順番にまとめました。
目次を閉じる
CHAPTER 01ABOUT MIYARA RIVER
宮良川のヒルギ林とは
河口から上流へ続く、石垣島を代表するマングローブ林。
海水と淡水が混じる汽水域に、複数のヒルギ類が生育します。
宮良川は海水と淡水が混じる汽水域をつくり、その両岸にヒルギ林が発達しています。国の天然記念物として、群落全体が保護されます。
橋や道路から見える範囲だけでも、潮位による水面と根の変化を感じられます。道路上へ停車せず、安全な見学場所を選びます。
- DESIGNATION
- 国指定天然記念物
- YEAR
- 1972年指定
- ENVIRONMENT
- 幅広い汽水河川とヒルギ林
CHAPTER 02MANGROVE PLANTS
ヒルギの種類と生育場所
同じ森の中でも、水と土の条件で植物が分かれる。
根の形に加えて、川からの距離と周囲の植物を見比べます。
YAEYAMA HIRUGI
ヤエヤマヒルギ
河口や流れに近い場所で見られ、支柱根が特徴です。
OHIRUGI
オヒルギ
流れが緩やかで安定した場所に生育し、膝状の根を見られます。
SURROUNDING PLANTS
周辺の亜熱帯植物
ハマナツメやアダンなど、ヒルギ林の外側の植生も観察します。
CHAPTER 03ROOTS & TIDE
根の形と潮の満ち引き
満潮は水面の森、干潮は根と干潟の森。
同じ場所でも水位によって見える根、生きもの、通れる水路が変わります。
HIGH TIDE
満潮の水路
水が林内へ入り、水面から根元を近くに見られる時間があります。
LOW TIDE
干潮の干潟
根の形、カニ、ハゼなどの動きを観察しやすくなります。
MOVING TIDE
潮が動く時間
流れと水位が変化するため、個人判断で水路へ入りません。
CHAPTER 04PADDLING TOUR
カヌー・SUPで楽しむ
自分で入るのではなく、潮位を読むガイドと進む。
水上からは、道路から見えない支流と森の静けさを感じられます。
水上体験では、潮位、風、雨、流れで安全な時間と進める範囲が変わります。ガイドの指示と船間の距離を守ります。
初めての人、子ども連れ、泳ぎに不安がある人は、保険と安全装備を備えた事業者を選びます。
ライフジャケットを着用する
濡れてもよい服と着替えを用意する
帽子・飲み物・日焼け対策
ガイドの進行範囲から外れない
雷・強風・増水時の中止を受け入れる
CHAPTER 05WILDLIFE
根元で暮らす生きもの
近づかず、動きが戻るまで待つ。
干潟と根は、カニ、ハゼ、魚、鳥などの生活場所です。
干潮時にはカニやハゼの仲間、水際では魚や鳥を見られることがあります。穴や巣を踏まず、採取しません。
水上体験でも根へ船をぶつけず、鳥が飛び立つほど近づかないようにします。
CHAPTER 06CONSERVATION
天然記念物を守るマナー
根、泥、水路、生きものを一つの環境として守る。
観察と体験は、群落を傷つけない範囲で行います。
ヒルギの枝や根を折らない
カニ、貝、植物を採らない
水路へごみを落とさない
野鳥や巣へ近づかない
私有地や無許可の乗降場所を利用しない
橋や道路上へ車を停めない
CHAPTER 07BEST TIME
潮位と時間帯の選び方
見たい景色と体験方法で、潮位を選ぶ。
ツアー時間は安全な潮位と天候を見て事業者が設定します。
満潮前後は水面が広がり、カヌーやSUPで進みやすい場合があります。干潮前後は根と干潟の生きものを観察しやすくなります。
朝夕は暑さを避けやすい一方、暗くなる時間や虫への備えが必要です。自分で潮見表だけを見て水路へ入りません。
CHAPTER 08ACCESS & PARKING
宮良川のヒルギ林へのアクセス・見学方法
空港と市街地の間でも、橋上や道路上へ停車しない。
道路からの観察と水上体験では、集合場所と駐車方法が異なります。
RENTAL CAR
車で宮良川周辺へ
空港と市街地の中間
橋や道路から見える場所でも急停車せず、駐車可能な場所やツアーの集合場所へ進みます。
- SUITABLE FOR
- 空港前後の観光
- IMPORTANT
- 橋上・路上停車をしない
TAXI
タクシーで向かう
集合場所を具体的に指定
水上体験では事業者の受付や乗降場所を指定します。見学だけの場合も帰りの迎車を相談します。
- SUITABLE FOR
- 短い見学・ツアー参加
- CHECK
- 濡れた服での乗車条件
GUIDED TOUR
カヌー・SUPツアーを利用する
潮位に合わせて集合
安全装備、保険、年齢条件、着替え、送迎、駐車を事業者へ確認します。
- SUITABLE FOR
- 森の内部を見たい方
- CHECK
- 潮位・天候・催行条件
VIEWING & TOUR PARKING
見学・ツアー時の駐車
一般の見学駐車場が一つに集約された観光施設ではありません。道路や私有地へ停めず、事業者・現地案内を利用します。
- BRIDGE
- 橋上駐車不可
- ROAD SIDE
- 路肩へ停めない
- TOUR
- 事業者の指定場所
- PRIVATE LAND
- 無断利用しない
- CHANGING
- 着替え場所を確認
- TIDE
- 乗降条件が変化
撮影目的でも停めない
交通と安全を妨げない
集合案内を優先
河岸・畑・住宅地へ入らない
濡れた服と荷物を整理
事業者の判断を優先
ARRIVAL CHECK
到着前に確認しておきたいこと
-
01
潮位と催行を確認する
水上体験は潮位、風、雷、増水で変更・中止されます。
-
02
集合場所を保存する
事業者名、住所、電話、駐車、送迎を確認します。
-
03
着替えと防水を用意する
濡れてもよい服、防水袋、タオル、飲み物を準備します。
※一般見学の駐車場所、ツアー集合、潮位、催行条件は事業者と現地案内を確認してください。
CHAPTER 09TRAVEL PLAN
観察方法から選ぶ、宮良川の過ごし方
橋から短く見るか、水面から森を知るか。
路上停車をせず、見学と体験を分けて計画します。
01 · SHORT VIEW
約20〜30 MINUTES 空港前後の短い観察に安全な場所から川とヒルギ林を見る。
駐車可能な場所を確認し、道路をふさがず短く観察します。
- 00 min駐車と安全確認
橋や路肩へ停めません。
- 10 min潮位と根を見る
双眼鏡やカメラで距離を取ります。
- 25 min出発
後続車と歩行者を確認します。
02 · GUIDED PADDLE
約90〜120 MINUTES 森の内部を見たい日にガイド付きカヌーで水面から観察する。
潮位に合わせ、安全装備と説明を受けて進みます。
- 00 min受付・着替え
体調と装備を確認します。
- 20 min操作と安全説明
合図と転覆時の対応を聞きます。
- 35 minヒルギ林へ
根へぶつけず静かに進みます。
- 100 min帰着・着替え
水分と体調を整えます。
03 · EAST COAST HALF DAY
約3 HOURS 東海岸の自然と歴史を巡る日に宮良川、白保、フルスト原をつなぐ。
水上体験を入れる場合は、他の予定を減らします。
- 1st宮良川のヒルギ林
ガイド付き体験または短い観察。
- 2nd休憩・着替え
濡れた服と体温を整えます。
- 3rd白保またはフルスト原
海況と天候で一つを選びます。
CHAPTER 10FAQ
宮良川のヒルギ林のよくある質問
潮位、ツアー、天然記念物を確認。
自由見学と水上体験の違いをまとめます。
Q01マングローブの中へ自由に入れますか?
ANSWER
無断で河岸や私有地へ入らず、ガイド付きツアーを利用してください。
Q02満潮と干潮のどちらがおすすめですか?
ANSWER
水上体験なら満潮寄り、根や干潟観察なら干潮寄りですが、安全は事業者の判断を優先します。
Q03子どももカヌーに乗れますか?
ANSWER
年齢や体格、天候で条件が異なるため、各事業者へ確認してください。
Q04雨の日も催行されますか?
ANSWER
雨量、風、雷、川の状況で中止されます。事業者の判断に従ってください。
Q05国の天然記念物ですか?
ANSWER
1972年に国の天然記念物へ指定されています。
Q06橋の上から写真を撮れますか?
ANSWER
交通の妨げにならない安全な場所に限り、橋上や道路上へ車を停めないでください。
CHAPTER 11INFORMATION & MAP
基本情報・Googleマップ
潮位と見学方法で条件が変わる。事業者と現地案内を確認する。
文化財、植物、見学、水上体験、アクセスをまとめています。
BASIC INFORMATION
基本情報
- 名称
- 宮良川のヒルギ林MIYARA RIVER MANGROVE FOREST
- 所在地
- 沖縄県石垣市宮良
- 文化財
- 国指定天然記念物
- 指定日
- 1972年5月15日
- 主な植物
- ヤエヤマヒルギ・オヒルギ等周辺にハマナツメ、アダン等
- 環境
- 海水と淡水が混じる汽水域
- 主な楽しみ方
- 安全な場所からの観察・ガイド付きカヌー・SUP
- 滞在目安
- 観察20〜30分水上体験は90〜120分程度が一般的
- 見学料金
- 河川景観の観察は入場施設ではないツアー料金は事業者ごとに確認
- 駐車
- 現地・事業者の指定場所橋・路肩・私有地へ停めない
- 安全装備
- 水上体験はライフジャケット
- 持ち物
- 濡れてよい服・着替え・帽子・飲み物
- 注意点
- 潮位・風・雷・増水・根への接触
- 保全
- 採取・餌やり・枝や根の損傷をしない
※ツアー時間、駐車、見学場所は事業者や潮位で変わります。予約時に確認してください。
LOCATION
宮良川のヒルギ林周辺地図
MAP CAPTION
この地図は河川周辺を示すもの。乗降・駐車場所はツアー案内を優先する。
橋上、路肩、私有地へ停めず、事業者が指定する集合場所と駐車方法を利用してください。
掲載情報確認日:2026年7月31日