いしがき、なび。

WETLAND RAMSAR SITE

名蔵アンパル

NAGURA ANPARU

潮が引くと、海だった場所に干潟の道筋が現れる。

名蔵アンパルは、遠くから眺めるだけでも潮の動きが分かる湿地です。マングローブ、野鳥、観察しやすい時間帯と保全マナーを紹介します。

01FIRST VISIT GUIDE

水面が減るほど、生きものの気配が増えていく。

名蔵アンパルの主役は、ひとつの景色ではなく潮の変化です。

満潮時には水面が広がり、干潮が近づくと泥地と細い水路が姿を見せます。同じ場所でも時間によって輪郭が変わるため、短時間でも潮の動きを感じられます。

マングローブの根元や干潟には小さな生きものが集まり、その周囲へ鳥がやってきます。双眼鏡があれば、近づかずに観察できる範囲が広がります。

湿地の中へ踏み込む観光地ではありません。道路沿いや決められた場所から静かに眺め、鳥を追い立てたり生きものを持ち帰ったりしないことが大切です。

AT A GLANCE

名蔵アンパルを訪れる前に

湿地の特徴、潮位、観察方法、駐車、自然保護を確認します。

01
登録
ラムサール条約湿地

2005年登録

02
環境
干潟・マングローブ

海浜・海岸林も連続

03
主な観察
野鳥・カニ・魚

潮位で見え方が変化

04
滞在時間
30分〜2時間

観察方法で調整

05
見学方法
静かな観察

ガイド利用もおすすめ

06
注意
採取・餌やりをしない

路上駐車や無断立入を避ける

CHAPTER 01ABOUT ANPARU

名蔵アンパルとは

石垣島西岸に残る、亜熱帯の多様な湿地環境。

干潟、マングローブ、海浜、海岸林が連続することで、多くの生きものを支えます。

名蔵アンパルは名蔵川河口に広がり、干潟、マングローブ林、海浜、海岸林などで構成されます。環境が連続することで、生きものが成長、採餌、休息する場所になります。

湿地の範囲は広く、同じ場所でも潮位と季節で景観が変わります。観光施設のように一周するのではなく、観察地点を絞ります。

REGISTERED
2005年ラムサール登録
ENVIRONMENT
干潟・マングローブ・海浜
PRIORITY
保全と賢明な利用

CHAPTER 02RAMSAR SITE

ラムサール条約湿地としての価値

保全しながら、学びと観察へ利用する。

湿地を守ることと、人が自然を理解することを両立させます。

名蔵アンパルは2005年にラムサール条約湿地へ登録されました。条約は湿地の保全だけでなく、自然を損なわない賢明な利用や交流・学習も重視します。

観光客も観察者の一人として、近づきすぎない、採らない、残さない行動を選びます。

CHAPTER 03TIDE & LANDSCAPE

干潮と満潮で変わる景色

潮が引くと干潟が現れ、満ちると水面が森へ入る。

見たい景色に合わせながらも、安全な観察場所が何より大切です。

01

LOW TIDE

干潮の干潟

カニ、ハゼ、貝の動きやマングローブの根を観察しやすくなります。

02

HIGH TIDE

満潮の水面

水が湿地へ入り、魚や水鳥の利用する空間が変化します。

03

CHANGING TIDE

潮が動く時間

水位と流れが変わるため、泥地や水路へ入らず距離を取ります。

CHAPTER 04WILDLIFE

湿地で見られる生きもの

姿が見えなくても、穴、足跡、鳴き声が暮らしを伝える。

干潟の小さな生きものと、それを利用する野鳥のつながりを観察します。

名蔵アンパルの干潟には魚類、甲殻類、貝類などが見られ、それらを餌とするシギ・チドリ類やサギ類などの鳥にとって重要な場所です。

生きものへ近づくと行動を止めたり逃げたりします。双眼鏡を使い、飛び立つまで追い詰めない距離を保ちます。

01

CRABS

干潟のカニ

穴の周囲や泥の粒を手がかりに、遠くから動きを待ちます。

02

FISH & MUDSKIPPERS

魚とハゼの仲間

水際と泥地を行き来する姿を静かに観察します。

03

BIRDS

渡り鳥と水鳥

休息と採餌を妨げず、双眼鏡で距離を取ります。

CHAPTER 05HOW TO OBSERVE

自然観察の方法

近づくより、距離を取るほど見える行動がある。

観察道具と時間の余白を用意し、同じ場所で静かに待ちます。

双眼鏡、長袖、帽子、飲み物を用意し、短時間でも静かに立ち止まります。生きものへ餌を与えたり、巣や根元へ近づいたりしません。

初めての場合は、潮位と生態を知るガイド付き観察会やエコツアーを利用すると、湿地へ負担をかけにくくなります。

CHAPTER 06CONSERVATION

湿地を守るためのマナー

写真のために湿地へ入らない。

生きものに加えて、泥地、根、巣、静けさも守ります。

  • 動植物を採取しない

  • 鳥やカニへ餌を与えない

  • 巣、根、干潟へ不用意に近づかない

  • ごみを持ち帰る

  • 私有地や農地へ入らない

  • 道路上や橋の上へ停車しない

  • ドローンや大きな音で生きものを驚かせない

CHAPTER 07BEST TIME

おすすめの時間帯と持ち物

潮位、暑さ、鳥の動きで時間を選ぶ。

干潟を見たい時間と、快適に観察できる時間を重ねます。

01

EARLY MORNING

朝の静かな時間

暑さが強くなる前に、鳥や湿地の動きを観察します。

02

LOW TIDE

干潮前後

干潟と根、生きものの痕跡を見やすくなります。

03

EVENING

夕方の光

道路と足元が暗くなる前に観察を終えます。

  • 双眼鏡

  • 帽子・長袖・虫よけ

  • 飲み物

  • 歩きやすい靴

  • 潮位と天候の確認

  • ごみを持ち帰る袋

CHAPTER 08ACCESS & PARKING

名蔵アンパルへのアクセス・見学場所

一つの入口を探すのではなく、安全に観察できる場所を選ぶ。

名蔵湾周辺へ広く湿地が続きます。道路や橋の上から急に停車せず、駐車可能な場所を先に見ておくと、現地で迷いにくくなります。

01

RENTAL CAR

車で名蔵湾周辺へ

空港から約30分・市街地から約15分の案内

観察地点と駐車場所を先に決めます。道路脇、橋上、農地入口へ停めません。

SUITABLE FOR
西部観光と組み合わせる方
IMPORTANT
路上停車をしない
02

TAXI

タクシーで向かう

観察場所と迎車を事前指定

広い湿地のため、目的地を「名蔵アンパル」だけで伝えず、集合場所や駐車場を指定します。

SUITABLE FOR
短い自然観察
CHECK
帰りの迎車
03

GUIDED TOUR

ガイド付き観察を利用する

潮位に合わせた集合

生きもの、潮位、保全区域を理解できるガイドと観察すると、湿地への負担を減らせます。

SUITABLE FOR
初めての湿地観察
CHECK
集合・服装・催行条件

PARKING & VIEWPOINT

観察地点周辺の駐車

名蔵アンパルに隣接する駐車場所や案内板を確認し、道路、橋、農地入口へ停めません。

PARKING
利用可能な区画を確認

現地看板に従う

ROAD SIDE
停車しない

交通と安全を妨げない

BRIDGE
橋上駐車不可

撮影目的でも停めない

PRIVATE LAND
農地・私有地へ入らない

入口をふさがない

TOILET
事前に確認

観察地点に設備がない場合あり

TIDE
泥地へ入らない

水位変化と転倒に注意

ARRIVAL CHECK

到着前に確認しておきたいこと

  1. 01

    潮位を確認する

    干潮と満潮で見える景色が変わります。安全な場所から観察します。

  2. 02

    観察地点と駐車を決める

    地図上の湿地中央へ向かわず、ガイドや現地案内で観察場所を選びます。

  3. 03

    双眼鏡と日差し対策を用意する

    近づかずに観察できる道具と服装を整えます。

※駐車、観察場所、潮位、保全ルールは現地状況で変わります。道路上へ停車せず、公式・現地案内を優先してください。

CHAPTER 09TRAVEL PLAN

潮と時間から選ぶ、名蔵アンパルの過ごし方

短く見るか、ガイドと湿地を読むか。

干潟観察、夕方の景色、学習型の体験で時間を分けます。

01 · SHORT OBSERVATION

約30〜45 MINUTES 西部ドライブの途中に

安全な場所から、潮と湿地を眺める。

駐車と観察地点を確認し、双眼鏡で短く見ます。

  1. 00 min
    駐車と安全確認

    道路と農地をふさぎません。

  2. 10 min
    干潟・水面を見る

    潮位と鳥の動きを観察します。

  3. 35 min
    ごみを確認して出発

    湿地へ何も残しません。

03 · WESTERN HALF DAY

約3 HOURS 石垣島西部を巡る日に

名蔵アンパルと八重山文化をつなぐ。

湿地観察と石垣やいま村、川平方面を無理なく組み合わせます。

  1. 1st
    名蔵アンパル

    潮位に合わせて短く観察します。

  2. 2nd
    石垣やいま村

    文化と自然を園内で巡ります。

  3. 3rd
    休憩または川平方面

    移動を詰め込みすぎません。

CHAPTER 10FAQ

名蔵アンパルのよくある質問

潮位、見学場所、野鳥観察を確認。

ラムサール条約、駐車、子ども連れについてまとめます。

Q01ラムサール条約湿地とは何ですか?

ANSWER

国際的に重要な湿地として登録され、保全と賢明な利用が求められる場所です。

Q02いつ行くのがおすすめですか?

ANSWER

干潟を見たいなら干潮前後、水面とマングローブを見たいなら満潮前後です。

Q03湿地の中へ自由に入れますか?

ANSWER

湿地、私有地、農地へ無断で入らず、必要に応じてガイド付き観察を利用してください。

Q04野鳥へ餌をあげてもいいですか?

ANSWER

餌を与えず、距離を取って観察してください。

Q05駐車場はありますか?

ANSWER

場所により異なります。道路や橋へ停車せず、利用可能な駐車場所を確認してください。

Q06子どもと楽しめますか?

ANSWER

双眼鏡や観察ノートを使うと楽しめます。泥地、水辺、暑さ、虫へ注意してください。

CHAPTER 11INFORMATION & MAP

基本情報・Googleマップ

湿地は施設ではない。潮位と保全を確認して訪れる。

登録、環境、見学、移動、保全情報をまとめています。

BASIC INFORMATION

基本情報

名称
名蔵アンパルNAGURA ANPARU
所在地
沖縄県石垣市名蔵
登録
ラムサール条約湿地2005年登録
国立公園
西表石垣国立公園2007年編入
主な環境
干潟・マングローブ林・海浜・海岸林
主な生きもの
魚類・甲殻類・貝類・シギ・チドリ類・サギ類等
滞在目安
30分〜2時間ガイド観察は内容による
空港から
車で約30分の案内
市街地から
車で約15分の案内
見学
安全な観察地点から湿地・農地・私有地へ無断で入らない
駐車
利用可能な区画を現地確認道路・橋上へ停車しない
料金
湿地観察自体は入場施設ではないガイドツアーは別途
持ち物
双眼鏡・長袖・帽子・飲み物
注意点
採取・餌やり・無断立入・路上駐車をしない

※観察場所、駐車、潮位、ガイド催行は変化します。訪問当日に確認してください。

LOCATION

名蔵アンパル周辺地図

沖縄県石垣市名蔵

MAP CAPTION

この地図は湿地の広がりを示すもの。観察地点と駐車場所は別に確認する。

地図上の湿地中央や農地へ向かわず、現地看板、駐車区画、ガイドの集合場所を利用してください。

掲載情報確認日:2026年7月31日