いしがき、なび。
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2023年6月21日に八重山各地で海神祭が行われました。 ハーリー(爬竜)とは、毎年旧暦の5月4日(ユッカヌピー)に沖縄各地の漁港で行われる爬竜船競漕とその祭りのことで、明始時代に本島から伝わった行事で、爬竜船を漕ぎ競い合わせることで航海の安全や豊漁を祈願します。石垣島で開催されるハーリーは石垣漁港、日保船着場、伊原間漁港(船越)で開催されます。競技は御願ハーリー、中学校対抗ハーリー、国体ハーリー、転覆ハーリー、マドンナハーリー、水産関係ハーリー、上りハーリーなどがあります。 ハーリーが沖縄に伝わったのは琉球王朝時代に中国から伝わったと言われており、五穀豊糖、無病息災、航海安全を祈願しています。 ハーリーの紀源は古く、その歴史は紀元前にまで遡ります。中国が当時「楚」と呼ばれた国だった時代。 屈原(くつげん)と呼ばれる人物が国から追放され、悲しみから命を断ち、それを助けようと漁民が龍船で探し回り、その死を悼み、悲しんだ民衆による慰霊の行事が爬竜競漕でした。 そこから沖縄に伝来したのは諸説ありますが琉球王朝時代には首里城にある龍潭池(りゅうたんいけ)で中国から冊封使をもてなすために爬竜競漕が行われたと言われ、その後は廃藩置県や沖縄戦の影響によりハーリーは禁止され1928年を最後に一度途絶えてしまいましたが、戦後に各地で復活していきました。 1975年に復活した那覇ハーリーは当時の沖縄最大を誇る行事だったそうです。 夏の訪れを知らせるハーリーは鉦の音が響き渡ると梅雨が明け、夏が始まると言われており、石垣に本格的な夏がやって来ます。